松尾鉱山:緑ヶ丘アパート(1)

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長々とお送りしている岩手県の松尾鉱山探訪記ですが、エリアごとではついに最終となる、緑ヶ丘アパート編です。

 松尾鉱山の労働者向けに建設された鉄筋コンクリート造のアパート群。整然と、しかし確実に朽ち果てながら、山腹にその姿を現していました。


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 車に乗せてもらって緑ヶ丘アパートを目指していくと、そのあまりにも現実離れした佇まいに否応なく目を奪われます。拙い写真ではあまり上手くお伝えできないのが悔やまれますが、とにかく圧倒的な姿なのです。


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 近づいてみると、大地の緑が取り囲む中、異様ともいえるコンクリートの塊が、そこにはありました。
 当時、コンクリートのプラントを現地に作って施工したのだろうか、などと考えるとこれだけの量のコンクリートを使って建てられた、という事実が既に十二分な重みを感じさせます。


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 建物内、居室部分は棟ごと、部屋ごとによってその状態はばらばらでした。
 床板が全てむくられていたり、妙に綺麗だったり、はたまた様々ながらくたが床一面に敷き詰められていたり、と本当にさまざまです。

 これは、吹き込む風の強さであったり過去の侵入者であったりによるものではないか、と思われますが本当に多種多様です。


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 緑ヶ丘アパートの構造として特徴的なのが屋上。一つは、上記写真のようにいわゆる普通の屋上タイプ。ここで洗濯物干したり子供が遊んだりしたのでしょうか。
 そしてもうひとつは、part2で書きますが、屋上によって隣の棟へ行ける構造を持っていること。
 
 こう書くとちょっとわかりづらいとは思いますが、一つの建物が二つ以上の棟になっていて、その行き来は屋上で行う、というものです。
 気になった方は明日の記事をお楽しみに、お待ち下さい。

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