先週水曜日に紹介したこの物件(「大森山王高所ドア」参照)なのですが、これについて先の記事にも書きましたが、芋太さんはこのように述べています。
(以下青字は芋太さんのコメントです)
「撮影中、当物件住人の老婦人が外出のため出てこられ、完全にアンタ不審者でしょ的な視線を送られましたので、これ幸いと、話しかけてみました。
なんと、この高所ドア、用途は「非常口」だそうです!内側には、ちゃんとハシゴがしつらえてあるとか。たまりません。」
と、見事なフィールドワークをして頂いて、この物件における高所ドアの正体を掴んで頂いたのですが、これに対して後日、芋太さんから更にこんなコメントが。
「非常口という明確な目的があることで、(というか、聞いてしまった、知ってしまったことで)「高所ドア」をただの「非常口」にしてしまったのでは、と考えてしまいました。
好奇心にかられ、聞いてしまったがために、貴重な宝を自ら失くしてしまったのではないか・・・?!などと、真剣に考えてしまった次第であります。」
このコメントについて、皆様どうお思いになるでしょう?
芋太さんの懸念通り、これについては以下の意見に分かれるかと思います。
(1)よくぞ調べてくれた。高所ドアの発生原因が分かった。
(2)種明かしされたみたいでちょっと残念だ。
これ、良くわかります。だってどっちも正解ですから。
自分はかれこれ200件近く(ボツを入れたら200件以上)のトマソンをblogで紹介してますが、このような「はてこれはなんでこうなった?」という事はしょっちゅう考えます。
「無用の長物」というのが最大の特徴である「超芸術トマソン」でありますが、「これはxxxをxxxしたのでxxxとなったのでは?」と推測する事はとても楽しいですし、その作業なしにはここまで自分もトマソン探索をしていなかったのではないかと思ってます。
ただ、正体が分かるとちょっと萎えてしまったり、というのは実際にありました。疑問(=トマソン)が氷解すればそれはもうトマソンではなくなってしまうのではないか、と。
これに関しては、トマソンという概念が出来てから20年以上の時が経ったのだし、進化した楽しみ方、という事で良いのではないかと思ってます、自分は。
そんなに難しく書かなくても、そもそもが赤瀬川原平先生の「超芸術トマソン」上でも「これはトマソンでしょうか?」という質問と共に投稿がよせられている様子が随所に出てきますし、トマソンというのは
「何だろうこれ?と思わせる何かがあれば、それでトマソンだ」
という事なのだと思います。
例え正体がわかったとしても、それまでの驚きは貴重ですし、何より正体がわかる、という事は学問のようにトマソンを分類するのであれば、役にたちこそすれ困りはしないでしょう。
非常に散漫な文章になってしまいましたが(推敲は後日、多分。)、トマソン探しの上で誰もが思う疑問がやはり芋太さんにもあった、というのをいい機会がと捉えて「トマソンとは」といった事をなんとなく書いてみました。
次回はそんなこんなを踏まえて(?)、トマソンのご紹介をします!
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