霊場恐山(3)

P1030237


 霊場恐山の3回目、今回は前回に引き続いて地獄のご紹介。


P1030238

_IGP6553


 朝もやだったり、硫黄の煙だったり、時間帯や気候によって様々な変化を見せる恐山。昔はもっともっと煙がもくもくしていたそうです(恐山歴30年の方から聞きました)。それはもう確かに「地獄」そのものといった景色だったそうです。
 現在でも、神秘的な光景はなかなかに地獄。でも地獄に行った事ある人って誰もいないんだよな、とは思います。


_IGP6531


 地獄の中にあったのがこの石。いいですか、「石」ですよ。

 これはただの石ではなくて(わざわざただの石に看板は立てない)、慈覚大師がこの上で座禅をしていた、という石です。ありがたやありがたや。だからここにもおさいせん。鋭く崇めさせられるところが恐山クオリティー。


_IGP6520

_IGP6522


 こちらは大師堂。妖怪ポストと100均的なトレイ、二本立てでおさいせん。ご利益ご利益。


_IGP6539


 八角堂。円形にしたかったけどできなかったのでこうした、という話を聞く六角堂や八角堂ですが、こうして見ると八角形だからこその、良さがあります。素敵です。



_IGP6536

 
 信者(恐山は曹洞宗)の方が寄進なさったと思しき、石。賽の河原なので石だらけなところに大きな石。
 こういうところに石を置くとどうなるのかといいますと、こうなります。


_IGP6537


 じゃん。石に石。石に石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と石と、石。ここまでくると賽の河原と言うより砕石場。





 そんな河原を抜けていくと、宇曽利湖畔にあるのが、極楽。

_IGP6541

_IGP6544


 極楽浜と名付けられたこの湖畔、清らかな水面を正面に、足元は今までのゴツゴツとした岩場ではなく、砂浜。見事な美しさです。

 そしてこの極楽浜に対面する形で、故人の衣類、写真、地蔵、表札といったものが本当に沢山並べられておりました。どんな様子なのかというのは、ご自身の目で確かめて頂ければと思います。
 幼くして、若くして亡くなった家族に極楽で安らかに過ごしてほしい、天寿を全うした先祖に極楽で待っていてほしい、そんな思いをひしひしと感じるその風景は、この世からいなくなってしまった方への愛を感じました。それは怖いというよりも、もっと温かいようなものだと思います。




_IGP6554


 地獄、極楽をぐるりと一周して戻ってきますと、最後にあったのがこれ。箸の供養をするはし塚。まさか青森まで来てお箸におさいせんをあげる事になろうとは思わなかったですよええそりゃもう。


 
 次回は恐山に宿泊しないと見られない、夜の恐山をご紹介。怖がりなので地獄には行きませんでしたよ。行きたければ各自で行って下さいね。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック